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【フリースタイル】裂固 VS T-PABLOW 解説

どうも、hundreadnoughtsのキャラバンです
フリースタイル層からネットライムの魅力を知ってもらいたいなという意味も込めて
敢えてフリースタイルダンジョンの考察でも。

現在モンスターの裂固がチャレンジャーとして登場した際のT-PABLOWとのROUND1を教材に行います。

このバトルは即興故の踏み返しが多く。

ライム上手な2人の踏み方の差が分かりやすいと思います。

【T-PABLOW】
BAZOOKA!!!俺が生存者 Take over

この場でGame Over 低能がバトルの専門家

トラウマもラップで正当化

いいところが見つからねぇ 悪ぃけどラッパーとしての傷が浅ぇ

傷ついてねぇから 無ぇ説得力

全速力で勝つのは結局僕

(解説)

T-PABLOWは踏んでるところを上げると文章の破たんが少なく、安定性がありますね。

繋ぎの言葉がしっかりしているので、1バースと言う事もありますがある程度準備していたワードなのかなという気もします。

それでも安定して5文字で踏めるのはやはり強いですね。

【裂固】
正当化出来ない 俺はやっぱりそう成長していく

劣等感 感じて客の心奪う窃盗団

強化してく冗談 まるで俺はJOKER持ってないよ

強化していく<コンプラ>

そう先輩 奇想天外展開

(解説)

裂固の最大の魅力は即興性だと思います。頭からっぽの状態でスタートして

相手のバースの言葉を拾って踏み返しから始める。

T-PABLOWと比べると韻を先に出して踏む置き方が多く、

スリリングさがありますよね。

文字に起こすと「まるで俺はJOKER持ってないよ」みたいなちょっとクエスチョンな部分があるものの、この綱渡り感が裂固の即興性の証であり魅力なのかなと思います

【T-PABLOW】
奇想天外 自称天才なやつには負けるつもりがねぇ

愛情で作詞 内容で確信

神様ありがとう 才能で博打

ずっとそうだ 誰にも負けねぇような

このフロウでやってくだけだ

お前は苦労が無ぇから このフロウを確実に真似は出来ないだろ

(解説)

負けじと踏み返しからですね。

相手のバースの最後の小節で出てきた「奇想天外」を使って「自称天才」で踏む。

これはストックとしてあったものだと思いますが、それでも瞬発力は凄いですね。

「愛情で作詞」~「才能で博打」は完成度高すぎるので、ある程度ネタ的な部分はあるのかなと。

それでも「才能で博打」なんて言い回しは素敵ですよね。

後半はフロウですね。これはネットライムにはない部分。

【裂固】
フロウが無いとか俺は全然言われ飽きてるから

本当そんなレベルで俺に勝とうだなんて甘い考えない半端ねぇ

俺のやり方でお前ぶち殺してやるよ

覚悟がない T-PABLOW 意味ねぇよ

俺が確信つく策士 fuck sit

俺がぶち殺すぜ

(解説)

序盤はフロウです。相手がフロウで落とすならフロウで返すっていう。

実際効いて貰えれば分かるのですが、「甘い考えない半端ねぇ」~あたりのフロウが工夫されていてかっこよく、ここは見ていて上がりますね。

後半はシンプルながらやはり綱渡り的な踏み方ですね

【T-PABLOW】
じゃあ次は絶対誰にも真似できねぇようなフロウでやってくだけだ

ここでまくし立てるだけだな

俺なら即興でラップをしてく

乗せ方なら俺のほうがイケてるぜ

BAZOOKA!!!が生みの親

こんな奴 絶対に摘み取るさ 今日は摘む若い芽とキャリア

ネタ吸うより ネタ仕込んでる赤い目のBatty Man

(解説)

序盤はさらに工夫したフロウですね。一聴すると前と似たフロウなのですが、3連を挟んでいて実は滅茶苦茶高度なのが分かります。が、個人的には飽きが先に来ちゃいました。

後半。特に「若い目とキャリア」「赤い目のBattyMan」あたりは準備してたかなーと。

ネタ吸うよりネタ仕込んでる。って繋ぎはオシャレですよね。

【裂固】
摘み取るさ T-PABLOW 俺ぶち殺すわ

同じ事やってる お前の世迷い言なんて聞きたくないよ

対処法のない Night walk どんだけ俺進んでると思ってんだよ

お前がFake お前のTakeかわしていく

(解説)

また相手の掴み取るを使ってスタートですね。ワンパターンながら毎回やれるって技術の高さですね。

このバース最後こそちょっとグダっとしちゃったものの、

相手のフロウが同じだったことを突いて「同じことやってるお前の世迷言」と返したりと

即興で尚且つ指摘もちゃんと効いていて強いバースだったと思います。

【総評】

このROUNDはT-PABLOWの勝利でした。

が、僅差で個人的には裂固かなーとも思いました。

字幕の有無で変わる部分もあるかと思います。

T-PABLOWは即興部分とネタやストックの使い方が上手く、

言葉選びが彼独特のものなので、全体的に魅せ方が上手いんですよね。

裂固はやはり即興性。常にギリギリで踏んでいく、

多分彼自身、韻を踏みながら着地点を探していくような思考をしていると思います。

ライミング上手なお二人でも考察してみると踏み方、ライム落すまでの思考に結構差がありそうですね。

長くなりましたが、これからもこんな感じで書いていこうと思います。

次回以降は自分なりに即興時の韻の探し方、相手のバース中に何を考えるかなどを

書き綴っていこうと思います。

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